お肌のバリア機能とは、
「外界からの異物の侵入や攻撃から守り、肌内部から水分が蒸発するのを防ぐ」
機能を言います。
それ故に、バリア機能が低下すると、
肌が乾燥する
外界から異物や細菌などが侵入しやすくなる
という肌荒れを引き起こす事態に陥ってしまいます。
バリア機能の役割を担っているのは、
お肌の一番外側にある角質層で、その薄さは約0.02㎜。
更には、その角質層内にある「皮脂膜」「細胞間脂質」「天然保湿因子(NMF)」の3つが重要な役割を果たしており、「3大保湿因子」や「バリア機能の3因子」とも呼ばれています。
「皮脂膜」とは、
毛穴にある皮脂腺から分泌される、汗と皮脂が混ざり合ったものです。
「細胞間脂質」とは、
角質層の細胞と細胞の間にある特殊な脂質で、その約半分をセラミドが占めていて、水分を挟み込んでいます。
「天然保湿因子(NMF)」とは、
角質層の細胞の中にあり、水分を抱えて保持しています。
では、バリア機能を維持するスキンケアの秘訣はなんでしょうか。。。
まず第一に、セラミド等が配合された保湿力が高い商品を使うこと。
そして、洗顔や入浴後は直ぐに保湿すること。
(洗顔や入浴後の肌は一番無防備な状態で、且つどんどん水分量が減少している状態です)
加えて、洗顔の際は、洗いすぎないこと。
お肌にとって大事なバリア機能を充分に働かせて、健康なお肌を保ちましょう。