季節や体調に合わせて、
身体が喜ぶ食材を毎日の暮らしに取り入れる事は、とても大切な事です。

今回は、身体を温める食材の代表格【生姜】について、纏めてみました。

1.生姜の効能

免疫機能の活性化や、新陳代謝の促進、殺菌効果…など、様々な効能を持ちます。
風邪のひき始めに飲む葛根湯など、漢方にも欠かせません。

生の生姜

ピリリとした辛味成分は、皮の近くに多くあるジンゲオール。
血流を良くし、手足など末端を温めます。

胃腸を正常に整える他、
一時的に発汗を促し、体内の余分な熱を取り除く作用もあることから、体に熱がこもるのを防ぎます。

冬だけでなく夏にも摂取したい栄養素です。

加熱した生姜

ジンゲオールを加熱すると、温め効果が更に高いショウガオールという成分に変化し、じんわり身体の深部から温めます。
また、脂肪を燃えやすくする作用もあります。

加熱の温度は80℃が目安です。

加熱時間が長い方が、より、ショウガオールの量が増える為、鍋やカレー等の煮込み料理がお勧めです。
ランチのスープとして、スープジャーを活用するのもよいでしょう。

2.生姜の旬

夏に「新生姜」として出回ります。
それを貯蔵したものが一般的によく目にする「根生姜」です。
ただ、栄養素は変わりないようです。

便利な保存方法

■冷凍おろし生姜
1.よく洗って泥を落とした後、皮ごと擦りおろす。
2.ジッパー付きのビニール袋に入れ、薄く広げ冷凍する。
3.必要な分をパキパキ折って使えます。