秋野菜は、夏に消耗した体力を回復したり、冬に風邪をひかないようにエネルギーを蓄える効果があると言われています。
今回は、栄養素や、その健康効果について纏めてみました。
1.根 菜 類
身体を温め代謝をUP
この時季、美味しさ・栄養、共に凝縮しています。
身体を温める、疲労回復、滋養強壮等の効果が期待できます。
【人参】
特に注目したい栄養素は、β-カロテン。
強い抗酸化作用を持ち、免疫力向上や美肌効果があります。
油で炒めると、その吸収率は格段に上がります。
【ごぼう】
野菜の中でも、食物繊維の含有量は群を抜くほど。
また、リグニンという成分は、大腸がんの予防効果があると言われています。
切り口が大きいほど、たくさん摂取できるので、『ささがき』で切るのがおすすめです。
【里芋】
独特のぬめり成分は、ガラクタン。
便秘改善はもちろん、免疫力向上や、血中のコレステロールや血圧を下げる等の健康効果が期待できます。脂肪になりにくいとも言われており、積極的に食べたい食材です。
シチューの具材にすると、とろみが増し身体を温めます。
2.キノコ類
女性に嬉しい成分がいっぱい
野菜ではありませんが、秋と言えばキノコ。
食物繊維が豊富なうえ、低カロリーなのが嬉しい!
【しめじ】
ビタミンDやビタミンB群、食物繊維、オルニチン等を含みます。
免疫力向上や新陳代謝アップ、肝臓の働きを助け疲労の回復効果等が期待できます。
購入後冷凍保存すると、栄養素や旨味がアップするうえ、都度必要な分量を使えるので何かと重宝します。
【まいたけ】
免疫力アップや血糖値上昇を抑制する効果が期待できるαグルカンとβグルカン、その他カリウムやビタミンD、亜鉛、ビタミンB群、食物繊維等を含み、美肌効果や、骨や歯を強くする等、女性には嬉しい成分がいっぱいです。
まいたけに含まれるビタミンB1は、ニンニクと一緒に摂ることで吸収率が10倍になると言われています。
和風パスタ等、いかがでしょうか。
3.その他の野菜
【秋なす】
夏なすに比べて柔らかく、甘みや旨味が強くなります。焼きなすや天ぷら、揚げびたし等がおすすめです。
なすの皮には、抗酸化作用のあるポリフェノールの一種、ナスニンが含まれていますから、皮ごと頂きましょう。
【玉ねぎ】
目が沁みたり辛味のもと、硫化アリルを含みます。
いわゆる血液サラサラ成分で、動脈硬化や血栓の予防に役立ちます。
水溶性の為、水に晒す時は短時間でおさめましょう。
秋は、寒い冬を迎える前に栄養を蓄える大切な時季です。
栄養価の高い秋野菜で、身体を労わり整えましょう。