認知症~長谷川医師について

先日、NHKの番組、

「認知症の第一人者が認知症になった」

を見ました。

 

長谷川和夫医師 90歳は、

日本の認知症診療の第一人者として有名な医師で、

2017年に自らが認知症であるという事実を公表されました。

 

医師として診ていた病を、自らが患者となって抱えることになる、

この事実をどう捉えているのか、私はとても知りたいと思いました。

日々の行動で、「確かさ」がなくなっていくことを感じ、

夢の続きか現実かがわからなくなる時が多くなった、ことも明かされていました。

 

番組最後の方で、

長谷川医師がいつも胸に秘めている言葉が出ました。

かつての先輩医師の言葉、

「君自身が認知症になって初めて君の研究は完成する。」

 

この言葉に、心を打たれました。

 

「その通りになった・・・

長谷川さんは、きっと強い使命のようなものを持って生まれてきて、

それをやり遂げようとされているんだなぁ」

そう思いました。

 

私は昔、「何故自分は生まれてきたんだろう。何をする為に生まれてきたんだろう。」

と強く思う時期がありました。

今まだ道の途中ですが、

どんな人にも、そして私にも、きっと生まれた意味はあるんだろうと思っています。

 

 

~けいこ