苦しい時

先日、高校時代の友人と再会しました。

あるきっかけがあり、37年ぶりの再会となりました。

彼女は、外国人と結婚し、外国と日本を行き来する生活を送っています。

そして、今年の1月に、自らが社長となる会社を立ち上げました。

会社を立ち上げて半年ちょっとが経ったことになります。

 

その彼女と、昨日お茶をしました。

「なかなか思い描いた通りに進まず、今とても苦しい。

全く進んでいない訳ではないけど、結果に結びつかず、苦しい。」

何度も、「苦しい」という言葉を繰り返していました。

 

そして、私と会う前、知人と電話で話したそうで、

「何を弱気になっているのか。「苦しい」なんて言ったらいけない。」

と諭されたそうです。

 

その話を聞いて、私は、私自身が思うことを伝えました。

 

「私も会社(Yu-ki)を立ち上げて、半年くらいは、やっぱり苦しかった。

「思い」はあっても、今後どうなるか明確なものは何もない。

日頃は前向きな気持ちでいても、ふと、大きな不安が押し寄せてくることがあった。

この気持ちは、何かを新に始めた人にしかわからないと思う。

だから、私にはその苦しい気持ちはよくわかる。

それに、「苦しい」と言ってはいけない、思ってはいけない、

なんてことはないと思う。

人間で産まれて、嬉しいと思ったり、楽しいと思ったりするのと同じように、

悲しいことだって辛いことだって苦しいと思うことだってある。

苦しい時は、「苦しい!!」って言っていいと思う。

でも、言葉の最後に、「でも、大丈夫。」って付け加えれば、

苦しいままで終わらない。」

 

 

私が経験してきたことを、そのまま伝えさせてもらいました。

彼女の気持ちが本当によく理解できました。

 

人は、そんなに強いものではありません。

いつも強そうに見える人だって、内心はわかりません。

私もたくさんの人に助けられてきました。

そして、少しでもお力になれることがあれば、力になりたいと思っています。

 

 

~けいこ