昨日、テレビ番組「奇跡体験!アンビリバボー」を見て号泣してしまいました。
慶應大学ラグビー部の111代として入部した杉田さんと、
そのラグビー部仲間たちが12年越しに起こしたある奇跡の記録でした。
杉田さんは、ラグビー部合宿の練習試合中に、スクラムが崩れ、
相手選手の全体重が首を直撃したことにより、四肢の完全麻痺状態となり、
医師から、二度と歩くことが出来ない、との宣告を受けます。
見舞いに訪れた監督に、
「(合宿最終日に行く予定だった)富士登山に行けなくて申し訳ありません。」
と言うと、
監督は、
「お前が良くなったら一緒に行こう」と言います。
そして、杉田さんは真剣にリハビリに励みます。
二度と歩くことが出来ない、と宣告されたはずなのに、
杖を使いゆっくりと自分の足で歩けるようにまでになります。
そして、あの事故から12年後の今年2019年8月23日、
約束の富士登山決行となります。
当時の監督を始め総勢100名近くの仲間たちが集まり、
先発隊と後発隊に分かれて頂上を目指します。
途中、悪天候に見舞われますが、
奇跡的に4時間だけ天候が回復したり、
翌日の悪天候予報も、奇跡的に予報が外れ晴天となったりします。
天候までもが杉田さんたちを応援しているかのようでした。
杉田さんは、疲労もたまり苦しい中、必死で足を進めます。
他の仲間たちも12年間の想いを胸に抱きながら登り、先に頂上に着き、杉田さんを待ちます。
「杉田ーーー!」と声を掛けます。
そして、杉田さん登頂。
一番泣いていたのは、あの監督でした。
みんな、男泣きに泣いていました。
「人って素晴らしい」と久しぶりに思わせてくれた番組でした。
「意識と行動が伴うと、何でもできるんだ!」と思わせてくれました。
「一生懸命」や「努力」を馬鹿にする人には、この感動は味わえない。
スタジオの武井壮さんも同じようなことをおっしゃっていましたが、
「これからの人生で、この番組を思い出して力をもらうことがあるだろうなぁ」
とも思いました。
~けいこ