今、Yu-ki社内では、
フジコ・ヘミングさんのピアノ演奏(CD)が流れています。
「魂のピアニスト」と呼ばれているフジコ・ヘミングさん。
スウェーデン人で画家の父と、日本人でピアニストの母の間に生まれました。
東京藝術大学に進学するも、卒業後には、
父の祖国、スウェーデンの国籍を持っていたものの、当時の規則により国籍を抹消され、
日本の国籍を持つことも叶わず、
難民としてドイツに渡り、
そこで、とても貧しい生活を送ることになります。
35歳の時、リサイタル直前に風邪で聴力を失います。
(現在も右耳の聴力は完全に失ったまま、左耳の聴力のみ40%まで回復した状態だそうです。)
他にも様々な苦難が襲いかかりますが、
1999年、NHKの番組「フジコ~あるピアニストの軌跡~」で、
その波乱の半生と魂の演奏が取り上げられ、一夜にして全国に知られるようになりました。
私もこの番組を見て、フジコ・ヘミングさんのことを知ったひとりです。
優しい曲調の時もあれば、
激しく何かをぶつけるような曲調の時もあり、
仕事の手を止めて、しばしば聴き入ってしまうことがあります。
強いエネルギーを感じさせてくれる、
まさしく「魂のピアニスト」
フジコ・ヘミングさん。
素晴らしいです。
~けいこ