イソップ物語の「北風と太陽」
私は、ロシアのウクライナ侵攻や周辺国の動向について
ニュースを見聞きするたびに、この物語を思い出していました。
北風と太陽が、どちらが強いかで、
旅人のコートを脱がせた方が勝ち、という勝負をします。
北風は、激しく冷たい風を吹き付けてコートを吹き飛ばそうとしますが、
旅人は、コートを押さえて更にもう一枚着込もうとします。
一方の太陽は、ぽかぽかと暖かい日差しを向けます。
旅人は、暑くて自らコートを脱ぎます。
太陽の勝ちです。
「人を動かすには、
強引に力で押し通すよりも、優しく思いやりの気持ちで接しましょう」
このような教えを含んだ物語です。
でも、実は、
もう一つのお話があることを、ご存じでしょうか(^^)
太陽が勝ったコート勝負の前に、帽子を脱がせる勝負があり、
その勝負には北風が勝っているのです。
となると、
時には強引なやり方も勝負には必要、ということになります。
そして、2つの勝負事があった「北風と太陽」の教えとしては、
「その状況に応じて、臨機応変に対応できる柔軟さが大事ですよ」
ということになるのでしょうか(^^)
でも、世間一般的というか世界的に有名なのは、
圧倒的にコート勝負のお話です。
それだけ、「いい話だなぁ」と、感じた人が多いということだと思います。
私個人的には、
昔を振り返って、力で押し通そうとしたことも多々ありましたが、
上手くいったとしても、決していい気持ちではありませんでした。
みなさんはどう感じられるでしょうか。
~けいこ